お墓に来るたびに、あれこれ思いだすことも多く、「月日(つきひ)の経つのが早いなあ」という思いにかられます。
ある本によると、いわゆる亡くなった人達の霊魂の世界での時間が経過する早さは、現世に比べると極めて遅く、霊魂の世界での1年は現世の10年とも、100年とも言われていますし、また時間そのものが存在しないということも言われているようです。
霊魂としての存在は永遠に続くもので、地上での生活は霊魂としての全時間からみると、ほんのわずかな瞬間にすぎないとも言われています。
そんなことを思い浮かべながらも、「もうすぐまた一つ歳をとるんだなあ」という思いが頭をかすめていきました。
「この先に時間のない永遠に続く霊魂の世界が待っているのなら、もっと淡々とした気持ちで生きていこうか」などと、少し穏やかな心境になりましたが、これもご先祖さまの教えだったのでしょうか。