お墓と宗教
仏教の宗派には「曹洞宗」「浄土宗」「浄土真宗」「天台宗」「臨済宗」「日蓮宗」「真言宗」など、いろいろな宗派がありますが、これらの宗派とお墓の関係について調べてみました。
墓石に刻む文字は、「名前」や、「好きな言葉」など自由に選択されています。
各宗派でも自由に選択されていますが、宗派ごとにゆかりの文字というものもあるようです。
たとえば
- 「曹洞宗」「臨済宗」では「「南無釈迦牟尼仏」
- 「浄土宗」では「南無阿弥陀仏」や「阿弥陀如来を表す梵字」
- 「浄土真宗」では「南無阿弥陀仏」
- 「天台宗」では「南無阿弥陀仏」や「釈迦如来または阿弥陀如来を表す梵字」
- 「日蓮宗」では「南無妙法蓮華経」
- 「真言宗」では「大日如来を表す梵字」
などのように、ゆるやかながら、それぞれの傾向が見られます。
これらの違いは、
その宗派の教えの違いから派生しているものと言われています。
どうすれば「成仏できるか」、「極楽浄土に往生できるか」、「道や真実を見つけることができるか」など、その宗派に伝えられている教えに基づいて、それぞれの傾向が生まれているようです。
私たちは、とかく迷い、悩むことの多い生き物とも言えますが、いろいろな先人の教えに触れることで、解決策を見出すことができるかも知れませんね。