お盆といえば「精霊流し」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
「去年のあなたの 想い出が テープレコーダーからこぼれています・・・」と始まる「歌:精霊流し(グレープ)」も有名ですね。
今日はこのお盆ならではの「精霊流し」について調べてみました。
ウィキペディアには
次のような説明がありました。
「精霊流し(しょうろうながし)は、長崎県の各地、熊本県の一部及び佐賀市でお盆に行われる、死者の魂を弔って送る行事のこと。」
「初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、「流し場」と呼ばれる終着点まで運ぶ。」
(以上、ウィキペディアに掲載)
何故船を作って川に流すのだろう
と思う人も多いと思いますが、これには「お盆に戻ってきた祖先の霊を船に乗せて、西方にある浄土に帰す」という意味があるとのことです。川から海に出て西方浄土に向かう際に、ひもじい思いをしないようにと食べ物も供えていっしょに送り出すといわれていますが、この心使いを感じさせる習慣をみても家族の優しい思いが伝わってくるようです。
いろいろな風習を通して
「亡くなった人達」を思い出す機会の多いお盆ですが、人間あるいは広く生き物の存在について思いを寄せるきっかけになることも多いのではないでしょうか。
たまに「人間界は修行の場」というようなことを見聞しますが、修行を終えて死を迎え、その後に亡くなった人達に再会できるとすれば、それは大きな楽しみともいえます。誰にも死後の世界は分かりませんが、本当に修行の場であってくれたらと思う人はたくさんいるのではないでしょうか。
宇宙の仕組み、ブラックホール、素粒子、異次元など科学的な考察もどんどん深まるにつれ、魂の存在についてもやがては何らかの科学的見解が発表される日がくるかも知れませんね。