スポニチアネックス配信のニュースによりますと、俳優の松方弘樹さん(73)が脳腫瘍の可能性があり、長期療養のため出演予定だった公演を降板、および公演を中止すると発表したとのことです。
腫瘍というのは
組織、細胞が生体内の制御に反して自律的に過剰に増殖することによってできる組織塊のこととされており、一般的には体の表面や体の中にできるもので、かたまりとして触れることができるもの、また周辺の組織とは色が異なる部分があるものなどがあり、生まれつきのものや生まれてからできるもの、平らなものや盛り上がってくるものなど、その全てを総称して腫瘍と呼ぶようです。
腫瘍には
良性か悪性かによって増殖の速度や頻度などに違いが見られるものの、増殖するという点では一致すると言われています。そのためたとえ良性であっても取り除く方が良いとされていますが、場所によっては神経や血管などを傷つける恐れもあり、その対応についてもさまざまな選択があるようです。
良性か悪性かは
切除して検査しなければ分からないものとされています。仮に患者がたくさんいてすぐに手術できない(たとえば1,2ヶ月後に実施など)の場合もあると思いますが、この間はほおっておいても悪化することはないのでしょうか。きっと病状の進行予測について、何らかの判断があってのことと思われますが、その根拠などについては知らされるのでしょうか。
また仮に頭部のMRIを撮った場合は、当該箇所の精査は当然ですが、それ以外の頭部全体についての精査も行われるものなのでしょうか。
医療行為については、このようにさまざまな疑問が生れると思いますが、できるだけ医師の方から説明があれば患者本人も家族も安心できると思いますので、是非そのようにしていただきたいと思います。
ある年齢になると
体の所々にそのような腫瘍ができていても不思議ではないし、むしろそれが自然だと思いますが、それだけに早期に発見することが大切で、それによって対応の選択肢が広がることを思えば、まずは見つかったことを良しとすべきなのかも知れません。
真実を知ることは怖いものですが、現実的には知らないことの方がもっと怖い結果になると言われています。
松方さんも真実を知ったことでこれと向き合うことになりましたが、近い将来無事腫瘍を摘出して、元気に復帰される日が見えるようです。医療技術の進歩に期待すると共に、より適切な処置がなされることを心から願っております。