自分でこれからお墓を建てる方もいらっしゃると思いますが、そのような方にとって気になるのは費用ではないでしょうか。そこで一般的な費用についてお知らせしたいと思います。
費用は
お墓を建てる際に必要な費用と建てた後に必要な費用とに分けられます。
建てる時に必要な費用は、墓地代と墓石代になります。
墓地代というのは、
墓地の永代使用料のことを意味し、所有権を買うわけではありません。墓地には運営する主体により、大きく民営・公営・寺院に分類されますが、永代使用料としては、一般的には公営が一番安価で、次に民営、寺院の順に高くなる傾向があるようです。
但し公営での墓地面積は4㎡以上と大きな区画となることが多く、それに対して民営では1㎡のような小区画のものもあって、一概には言えないものなので、事前に良く調べることをお勧めします。
永代使用権の内容についても、契約によって異なるものですから、同様に事前の確認を充分に行ってください。
次に墓石代というのは、
墓石の費用と周囲の外柵などの費用、及び工事に関わる費用の、三つの主な費用を合算したものになります。中でも墓石の費用によって価格が大きく変わりますが、一般的な墓石代としては、数十万円から1000万円くらいと言われています。
いわゆる良い墓石になる程高価になりますが、劣化しにくく、光沢のあるものが良い墓石とされています。
お墓を建てた後に必要な費用としては、
霊園の管理費があります。これは霊園の各施設を維持管理するための経費に充てられます。たとえば通路や緑地などの補修や清掃、トイレ、水くみ場などの水道設備の維持、駐車場の維持などが含まれます。
管理費も一般的には公営、民営、寺院の順に高くなる傾向があるようです。全体としては1年間で、1,000円から25,000円くらいの範囲とも言われています。
この管理費をうっかり滞納すると墓地の使用権を取り消される要因にもなりますので、くれぐれもご注意願います。